【旅育から学ばせたい!?】年代毎に学べる事

家族旅行をする際に、単に楽しむだけでなく子供の成長につなげたいと考える親御さんは多いでしょう。子供が旅行を通じて学べる事は、実はかなり多いのです。ここでは、旅行を通じて学ぶ旅育について見ていきましょう。
旅行させるだけでは旅育とは言わない!?
子供は机に向かって勉強しているときだけでなく、普段の生活の中でさまざまな事を学んでいます。旅育も兼ねて家族旅行に行こうと考えている人も多いでしょう。
しかし、ただ旅行をさせるだけでは十分な旅育とは言えません。旅育で子供が成長するには、「旅の体験」「人との時間共有」「旅を素材とした教育」の3つが必要です。
子供は新しい事を経験したり、普段触れる機会がない事に触れたりしたときなどには大きく成長します。何となく家族旅行をするのではなく、子供が旅行を通じて経験し学べる内容でなければなりません。
そして、家族で時間を共有し、思い出として残す事が大切です。ただ楽しかったというだけでなく、写真を撮影したり現地で何かを作ったりした形に残すと良い旅育になります。
また、旅先の地理や歴史などについて、学ぶ機会も設けましょう。例えば、前もって親子で旅先の地域の事について調べてみて、旅行で実物を見るという具合です。
旅育も年齢によって変化しなければいけない
旅育の内容は子供の年齢に合わせて内容を変えると効果的です。
では、それぞれの年齢に合った旅育の内容を紹介していきます。
未就学児
未就学児の場合には、旅行を通じて社会のルールを身につけるのがいいでしょう。未就学児くらいの年齢だと、公共の場で大声を出して喚いたり騒いだりする事が多いです。特に待ち時間や移動時間などが長いと、子供が騒ぎやすいでしょう。
子供が騒ぐのは待たなければならない理由が分からないのが原因であるケースが多いです。そのため、何のために待つのか、どのくらいの時間を待っていればいいのか、子供に分かるように伝えましょう。公共の場でむやみに大声を出してはいけない事なども、その機会に教えられます。
そして、静かに待っていられたら、きちんと褒めてあげる事が大切です。
小学校低学年
小学校に上がるくらいの年齢だと、公共の場でのルールやマナーなどはたいてい身についているでしょう。そこから一歩進んで、自分の役割を持たせてみるのが旅育としてちょうどいいです。
例えば、お土産を買うときに、会計を任せるのがいいでしょう。このくらいなら小学校低学年で無理なくできる役割です。荷造りや利用する路線の確認などもちょうどいいかもしれません。少し難しそうであれば、時折手助けしながら行うのもいいでしょう。
小学校高学年
小学生でも高学年くらいになると、自分でできる事が増えてきます。そのため、旅先の地域について学ぶ事を中心に行うといいでしょう。前もって調べたものや学校の授業で教わったものなどを実際に見る事で楽しく学べます。
季節によってオススメの旅育:スキー、スノボー
旅育をするなら季節にちなんだ内容の事をするのがいいでしょう。冬ならスキーやスノボーが最適です。
スキーもスノボーも雪を使って行うため、雪育と呼ばれる事もあります。スキーやスノボーで滑るという体験は普段はなかなかできないため、子供にとっての影響は大きいです。
どのようにすれば曲がったり止まったりできるのか、試行錯誤しながら学べます。上手くいったときの達成感なども、向上心を育むのに役立つでしょう。そして、親子で同じ体験をする事で絆がより一層深まります。
旅行を通じて子供に成長の機会を与える
旅行に行くと普段とは違う環境で過ごすため、子供が学んだり成長したりする機会が多いです。家族旅行に行く際には、ぜひ旅育を意識して子供が学べる機会を多く作ってみてください。