ガソリンを制して気持ちよく旅しよう

上がりっぱなしのガソリン価格
コロナ禍での景気低迷から世界的に経済が回復に向かう中、石油の需給のバランスが噛み合わず、原油価格は上昇を続けています。さらにイランとベネズエラという産油国に対する経済制裁に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻の影響も重なり、2020年4月には131円前後だったレギュラーガソリン価格が2022年4月には173円前後と30%以上も上昇しています。
今後もしばらく価格が下がる気配はなく厳しい状況が続くと見込まれます。ガソリン価格の高騰はマイカーでの旅行費用にも直結します。この記事ではちょっとした心がけで大きく燃費の変わる運転の仕方をご紹介します。
節約ドライビング
1. 今の燃費を確認しよう
まずは今の自分の運転がどんな燃費なのかをチェックしてみましょう。車には平均燃費を計測するモードが着いていればそれを確認。着いていなければ燃費チェックできるスマホアプリやウェブサービスを利用して普段通りの運転での燃費を知りましょう。
2. ふんわりアクセルを心がける
車を発進するときはジワッとアクセルを踏むことを心がけましょう。最初の5秒で時速20km程度の加速を目安にすると10%程度燃費の改善に繋がるそうです。
3. 加減速を減らす
車が動き出したら車間距離を保って一定の速度で走ることを心がけてみましょう。車間距離が短くなると無駄な加減速が増え、市街地では2%ほど、郊外では6%ほど燃費が悪化すると言われています。
4. タイヤの空気圧をチェックする
給油時など、定期的にタイヤの空気圧をチェックしましょう。タイヤの空気圧が適正値より低いと市街地で2%程度、郊外で4%程度悪化します。多くの自動車で運転席ドアのピラー(柱)付近に適正値が記載されたシールは貼ってあります。
まとめ
ひとつひとつの効果は小さいですが、節約ドライビングを心がけるかどうかの積み重ねで十数%も燃費が改善する場合があります。ガソリンの値上がり分を相殺するには物足りなさも感じますが、節約ドライビングは安全運転と共通するポイントも多いのでぜひチェックしてみてください。